沖縄でコロナ変異株2種類を初確認 県知事が発表


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 玉城デニー知事は11日、県庁で記者会見を開き、新型コロナウイルスの「変異株」が県内で初めて確認されたと発表した。確認されたのは「N501Y」と「E484K」の2種類の変異株。

 4日に県衛生環境研究所で実施した変異株のスクリーニング検査で、2例の陽性が確認されたため、国立感染症研究所に詳細な検査を依頼したところ、11日にそのうちの1例が英国型変異株と確認された。陽性となったのは県内在住者で、県外渡航歴は無いが、1月末に県外から帰省した人の濃厚接触者となっていた。不特定多数との接触は無く、これ以上の感染拡大は確認されていない。

 また玉城知事は、県が国立感染症研究所に定期的に依頼している検体の遺伝子解析で、2月に送付した99例のうち6例から「E484K」が確認されたことも発表した。6例とも県外や海外の渡航歴は無いという。