県高校文芸誌コンクール 那覇「HASH」が3連覇


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最優秀賞を受けた那覇高校文芸部の上原愛音さん(右)、審査員特別賞も受賞した山城昌怜さん=2月25日、那覇市の八汐荘

 第30回県高校文芸誌コンクール(県高等学校文化連盟文芸・図書専門部主催)が2月25日、那覇市の八汐荘で開かれた。応募10校10誌から、那覇高校文芸部の「HASH」第22号が最優秀賞に選ばれた。那覇の最優秀賞は3年連続。

 「HASH」は詩や小説などの水準が高く、誌面作りも丁寧だったことが評価された。審査員を代表し、おおしろ建さん(俳人)が「表紙から後書きまでしっかり作られており、作品も一定の水準に達していた」と講評を述べた。

 審査員特別賞は、詩や小説が高評価を得た山城昌怜さん(17)=那覇高2年=が2年連続で選ばれた。

 「HASH」編集長の上原愛音さん(17)=2年=は「先輩方から受け継いだ特色を残しつつ、自分たちの色も出すために話し合って作った。批評を聞くことができ、よかった」と笑顔で話した。山城さんは「個人でも評価され、うれしい。今後も書き続けたい」と語った。

 その他の結果は以下の通り。

【優秀賞】「梟鸚鵡(かかぽ)の想像」5号(昭和薬科大学付属)、「つぼみ」6号(開邦)
【優良賞】「胡蝶の夢」15号(首里)、「花衣」2号(那覇国際)
【奨励賞】「りてらちゃる」17号(糸満)、「紡言」24号(小禄)、「蛍」6号(那覇西)、「Puzzle」28号(向陽)、「Libera」(石川)

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