【東京】岸信夫防衛相は12日午前の会見で、2月26日に航空自衛隊那覇基地から流出、飛散した泡消火剤に有機フッ素化合物の一種PFOS(ピーフォス)が含まれていたとの本紙報道を受け、防衛省として回収していた泡消火剤を分析・調査する考えを明らかにした。「調査結果が判明次第、速やかに報告したい」と話した。
岸氏は今回の泡消火剤流出について「近隣住民の皆さんに大変なご不安を与えていることを本当に申し訳なく思う」と述べ改めて謝罪した。防衛省としては各施設の泡消火剤を順次PFOSを含まないものに交換を進めており、今回の漏出分は「PFOSを含まない泡消火剤であるとの報告を受けている」と現状を説明した。