沖銀が2年連続1位 就職志望ランキング コロナの影響受けづらい業種が人気


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 求人情報誌「ルーキー」を発行するラジカル沖縄は12日、2022年春に卒業予定の学生を対象とした、県内の就職志望ランキングをまとめた。1位は前回(19年調査)に続いて沖縄銀行となり、男女ともに1位と高い支持を集めた。琉球銀行が2位、沖縄海邦銀行も7位と、地銀3行が上位10社に入った。

 AIプログラミングなどを手掛ける「ビーンズラボ」は、前回の22位から6位と上昇した。11位の電気事業会社「日本テクノ」、17位の総合卸売業「ジーマ」は、ともに76位だった前回から大きく順位を上げた。

 調査は、5日に開かれた合同企業説明会「ルーキーナビ2022」で学生214人から回答を得た。上位企業の志望理由は「職場に活気があり、雰囲気が良い」「安定性・将来性がある」などの意見があった。

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、IT関連企業など、感染症の影響を受けづらい業種に人気が集まる傾向もみられた。

 ラジカル沖縄の担当者は「昨年と比べて大学生の合同説明会参加が多い。感染症の影響下でも、安定して仕事ができる企業に話を聞く傾向が強い」と分析した。