沖縄県は15日、新たに10代から90代の16人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は12・0人で、全国3位に上昇した。新たにクラスター(感染者集団)2例も認定した。
クラスターの132例目は、うるま市内の事業所で20~30代の男性7人の感染が確認された。関連会社含めて9人が歓迎会に参加して、飲食をしていた。133例目は家族7人が感染した。131例目となった沖縄市内での社会福祉施設は、系列の施設関係者5人が加わった。
県の糸数公保健衛生統括監は感染拡大を防ぐために歓送迎会などの自粛を求めながら「開催する場合でも4人以下、2時間以内を徹底してほしい」と呼び掛けた。
15日の新規感染者のうち12人が接触感染と推定された。飲食関係、家庭内、施設内が各3人、職場が2人、その他が1人だった。残り4人は調査中。行政検査80件で8人、保険診療で8人の陽性が確認された。14日は新たに23人の感染が発表された。累計感染者数は8512人。
米軍関係では14日に嘉手納基地で新規陽性者が1人確認され、累計数は964人となった。