女性の政治参画を進めようと活動するパリテカフェ@沖縄は16日、県庁記者クラブで会見し、NPO法人「mネット・民法改正情報ネットワーク」が進める選択的夫婦別姓制度を導入する民法改正を求める請願署名への協力を呼び掛けた。国会への提出に向け、県内で署名1万筆を目指す。
請願は国会で法改正に向けた議論がほとんど行われていない現状を疑問視。国連女性差別撤廃委員会からも繰り返し法改正するよう勧告を受け、地方議会が同様の請願を採択するなど、全国で法改正を求める声が高まっていることから同制度を導入する民法改正をするよう求めている。
会見には共同代表の糸数慶子前参院議員、琉球大学法科大学院の矢野恵美教授、沖縄キリスト教学院大学の新垣誠教授、高山美雪事務局長が出席。矢野教授は「『選択』なので同姓も選べる。別姓も選べるようにしてほしいだけ」と強調した。新垣教授は「事実婚を含め結婚もさまざまな形が求められている。沖縄から盛り上げていきたい」と訴えた。
署名は1次締め切りが4月30日、2次締め切りが5月31日。問い合わせは事務局(電話)090(1946)1151。