沖縄県琉球赤瓦漆喰(しっくい)施工協同組合は18日、首里城の破損瓦を使って制作した四つの漆喰シーサーを県などに贈った。同組合は首里城の破損瓦を使って漆喰シーサー作りのワークショップを開催していた。ワークショップの参加料4万4千円も首里城復興支援のために寄付した。
寄贈したシーサーの制作者は職人の山城富凾(とみじょう)さん、大城幸祐(こうゆう)さん、城間盛行(せいこう)さんとワークショップ参加者の古堅智貴(ともき)さん。職人3人は首里城の瓦ぶきや漆喰塗り替えなどに携わった。シーサーは県庁6階、那覇市役所1階、首里城公園の首里杜(すいむい)館に飾られる予定。
18日に首里杜館で催された贈呈式で、大城さんは「県民が元気になるようにという思いで作った」と話した。