県警本部警備部外事課に所属する50代男性警部補が道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、うるま署に摘発されていたことが21日までに県警関係者への取材で分かった。県警監察課は男性警部補に対し、懲戒処分を科す方針で、経緯などの調査を進めている。
県警関係者によると、男性警部補は16日、うるま市内の道路を基準値(呼気1リットル当たり0・15ミリグラム)を2倍以上、上回る酒気を帯びた状態で乗用車を運転したという。パトロール中だった警察官の職務質問を受け、飲酒検知したところ呼気からは0・4ミリグラムの酒気が検知されたという。
男性警部補が容疑を認めており、証拠隠滅を図る恐れがないことなどから、交通切符(赤切符)を交付され、逮捕には至っていない。男性警部補は17日から休職しているという。
警察官による飲酒運転は、2020年1月、県警本部生活安全部所属の男性警部(当時)がうるま市石川伊波の県道で、基準値を約7倍上回る酒気を帯びた状態で乗用車を運転したとして、道交法違反容疑(酒気帯び運転)の疑いで逮捕される事案も発生した。