沖縄で新たに24人がコロナ感染 若い世代が7割【3月22日朝】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は21日、10歳未満から60代の24人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。年代別では20代9人、30代が8人と若い世代の感染が全体の7割を占めた。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は17・41人で、宮城県(24・77人)に次いで全国2番目に多い。居住地別では那覇市が最多で11人、浦添市と中部保健所管内各3人、宜野湾市2人、南城市と石垣市、沖縄市、南部保健所管内、「確認中」が各1人。新規感染者のうち9人が接触感染と推定され、内訳は飲食と家庭内が各4人、友人が1人。残り15人の感染経路は判明していない。県の警戒レベル判断指標のうち、療養者数と直近1週間の新規感染者数は最も高い第4段階の「感染蔓延(まんえん)期」にある。感染経路不明な症例の割合と新規PCR検査の陽性率は同日、第3段階の「感染流行期」に上がった。

 県は19日から那覇空港でのPCR検査に学割を導入するなど検査態勢の拡充を図っており、糸数公保健衛生統括監は「さまざまな場面で検査を活用してほしい」と呼び掛けた。

 米軍関係は日曜のため県への報告がなかった。