沖縄女性の入れ墨「ハジチ」の写真展、銀座わしたショップで開催 31日まで


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沖縄の女性がかつて手に彫っていた入れ墨「ハジチ」をテーマにした写真展=18日、東京都中央区の銀座わしたショップ本店

 【東京】沖縄の女性が、かつて手に彫っていた入れ墨「ハジチ」の写真展が中央区の銀座わしたショップ本店で開かれている。31日まで。報道カメラマンの山城博明さんが1969~90年に撮影した写真24枚が並ぶ。山城さんの写真集「新版 琉球の記憶 針突(ハジチ)」を刊行する高文研は来場を呼び掛けている。

 ハジチは沖縄で琉球王国の時代から女性が手に彫っていた入れ墨。施した理由や模様は本島や各離島で異なる。1899(明治32)年の入れ墨禁止令後はハジチをする女性は減っていった。

 山城さんは大学生の頃から、県内各地でハジチをした女性を写してきた。

 今回の写真展では貴重なカラー写真を中心に展示されている。銀座わしたショップ本店によると、写真展開幕後から親子連れなどが次々と訪れ、興味深く写真に見入っていたという。