性犯罪刑法改正、拡大求め意見書 今帰仁村議会で県内初 村議に4度目の辞職勧告も


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今帰仁村議会議場=2020年6月

 【今帰仁】今帰仁村議会(座間味薫議長、定数11)は22日の3月定例会本会議で、「性犯罪に関する刑法のさらなる改正を求める意見書」を全会一致(欠席1)で可決した。県内議会では初めて。女性への性的暴行の疑いで書類送検され不起訴処分となった男性村議(70)に対し、4度目の辞職勧告決議を全会一致(退席3)で可決した。

 意見書では(1)強制性交等罪における暴行、脅迫要件をなくし、同意なき性行為を広く処罰すること(2)性交同意年齢の引き上げ(3)地位や関係性を利用した性行為の処罰拡大―など5項目を求めた。

 意見書の提案は、男性村議の問題がきっかけとなった。意見書は近く、首相らに郵送する。