バタフライピーの生産増へ説明会 推進団体、南城で畑見学も


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バタフライピーを栽培する畑を見学する関係者ら=南城市

 青色の花びらが特徴のマメ科の植物、バタフライピー(和名・チョウ豆)の産業化に取り組む「バタフライピー産業推進団体(BPG)」は24日、南城市で栽培説明会と畑の見学会を開いた。栽培に関心がある人や、兼業を考える農家など22人が参加した。

 バタフライピーは、目の疲労回復など健康に効果があるとされる「アントシアニン」成分を含む。

 参加者は、南城市でバタフライピーを栽培する砂川均さん(47)の畑を見学し、栽培管理などを質問した。

 家族で電照菊を営む仲地リナさん(26)=久米島町=は「インスタ映えもし、乾燥すると保存も効く。電照菊だけでなくいろいろな情報を取り入れることで、視野を広げたい」と話した。

 BPGは、乾燥が少なく温暖な沖縄が栽培に適しているとして、今後5年間で年間500トンの栽培を目指す。石垣島、宮古島でも説明会を行う予定。

 BPG発起人のバタフライピー研究所(浦添市)の王鵬龍社長は「手摘みで重労働ではないバタフライピーは、年配の方でも栽培しやすい。市町村の特産品となるよう、行政とも協力したい」と話した。