女性視点で企業家を支援 九州商議所女性連が役員会で確認 


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
九州商工会議所女性連合会の役員会に参加する役員ら=26日、那覇市の沖縄ハーバービューホテル

 九州商工会議所女性会連合会(安東友子会長)の役員会が26日、那覇市の沖縄ハーバービューホテルで開かれた。2020年度の事業報告と21年度の事業計画提案があり、新型コロナや後継者問題に対応するため、女性の視点で、女性企業家への支援や新型コロナ収束後の消費喚起を行うとした。役員会は九州・沖縄の持ち回り開催。ウェブ上の参加もあった。

 役員会後は、オリオンビール社長の早瀬京鋳氏が「コロナ禍の中でも、社員エンゲージメントを上げるには」の題で記念講演した。

 コロナ禍で酒類事業が大きく影響を受ける中、同社は「とにかくアクションを」(早瀬氏)との思いで、缶酎ハイ「WATTA(ワッタ)」の新製品やサービスを次々に出した。SDGs(持続可能な開発目標)にも積極的に取り組んだ。社員意識調査では、業績は悪いものの会社への評価は前年より高まった。

 早瀬氏は「柔軟性を持ち、新しいことに取り組むことが大切だ。業績が厳しい中、会社がどう振る舞うかを社員は見ている」と強調した。