【中城】中城村議会(新垣博正議長、定数16)は3月定例会最終日の23日、村内でのポイ捨てや不法投棄などを禁止する「とよむ中城住みよい環境づくり条例」案を賛成多数(賛成10、反対5)で可決した。村によると、ごみ捨てに加え騒音や悪臭などの迷惑行為の禁止も一括して盛り込んだ条例は、県内初とみられる。一方、一部議員からは内容が分かりにくいとして修正動議が提出されたが、賛成少数(賛成5、反対10)で否決された。
条例は(1)廃棄物の投棄禁止(2)雑草の管理(3)犬のふん放置禁止(4)猫の置き餌禁止(5)資源ごみの持ち去り禁止(6)廃棄物焼却の配慮(7)周辺の生活環境を損なう騒音や悪臭への配慮(8)犬飼養の適切管理―などを求めている。
廃棄物投棄で、村による措置命令に従わない場合は、1万円以下の過料を科す。施行は4月1日から。一部議員は資源ごみの項目に「ペットボトル」がなく、廃棄物の投棄禁止の項目に「落書き」がないなどとして修正案を提出した。