沖縄で87人コロナ新規感染 2例目の英国変異株も


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は30日、10歳未満から70代までの87人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。病床占有率は71・2%となり、警戒レベル判断指標で第4段階の「感染蔓延(まんえん)期」に達した。那覇市内の接待を伴う飲食店で9人が感染し、139例目のクラスター(感染者集団)に認定した。県内で3例が確認されている「N501Y」の変異株で、2例目の英国型が確認された。

 新規感染者の居住地別では、11市のうち石垣を除く10市で感染が確認され、那覇市が最多で21人、浦添市が20人だった。43人が接触感染と推定され、家庭内15人、飲食・会食10人、施設9人、友人・知人8人、職場1人。残り44人は調査中。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は35・37人で全国2番目。

 米軍関係では嘉手納基地3人、キャンプ・ハンセンとキャンプ・キンザーで各1人、キャンプ・フォスターで7人の感染が確認された。