3月のコロナ感染者は20代が3割 飲み会から家庭、職場に拡大


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 新型コロナウイルスの新規感染者は31日、約2カ月ぶりに100人を超えて111人に達した。20代が最も多い24人で、40代が20人、30代と50代が17人ずつと続いた。3月の1カ月間では感染者1289人のうち20代が380人で29.5%を占めた。学生仲間や職場での飲み会で感染し、家庭や職場で感染を広げるケースが目立つという。

 この日の感染者のうち確定例との接触が確認されたのは54人。うち家族内が21人、飲食関連11人、友人・知人9人、職場内8人、施設内4人、調査中が1人だった。

 市町村別では那覇市が29人、浦添市が12人、宜野湾市と豊見城市が11人ずつと中南部が多い。直近1週間の新規感染者は人口10万人当たり36.19人で宮城県に続き全国2番目。

 那覇市松山の接待・接触を伴う飲食店の従業員を対象に、3月27日に開始した無料のPCR検査は、30日までに29人が受検した。陽性者は見つかっていない。予約者は58人。検査は1日当たり100人規模を目標としている。検査数を増やすため、県と那覇市で店舗を訪問して無料クーポンの配布を続ける。

 米軍関係では嘉手納基地とキャンプ・フォスターで各2人、キャンプ・ハンセン、キャンプ・キンザー、キャンプ・コートニーで各1人の合計7人の新規感染が確認され、合計1141人となった。

【関連ニュース】
▼沖縄でコロナ111人感染 陽性率7.7%「感染蔓延期」
▼イオン琉球の飲食店舗が時短営業 サンエーも