沖縄のコロナ感染、3割は那覇市 休み期間に広がる


この記事を書いた人 Avatar photo 慶田城 七瀬

 県内の新型コロナウイルス感染者(1万39人)を居住地別でみると、那覇市の3050人が最も多く全体の3割を占めた。浦添市の1020人、沖縄市815人の順に多くなっている。沖縄を訪れて感染が確認された県外在住者は130人で、内訳は東京都58人、大阪府12人、福岡県6人などだった。

 男女別では男性5566人、女性4451人で男性が千人余多かった(非公表22人)。

 感染が拡大した時期をみてみると、夏休み(第2波)や年末年始(第3波)、現在の春休み期間中(第4波)と、県内外で人出が多くなる時期に重なっていることが分かる。

 月別では「第3波」の今年1月が最も多く2181人、「第2波」があった昨年8月の1731人が2番目だった。今年3月(第4波)が1289人と3番目に多くなっている。

 「第2波」や「第3波」では若者から家族、高齢者へと感染が広がる傾向が繰り返されていた。現在の「第4波」では若者や家族内での感染が相次いで確認されているものの、現時点では「高齢者の大きな感染がない」(県の糸数公保健衛生統括監)状況になっている。