社会

空自、PFOSの含有を3月末には認識 公表まで1週間かかった理由は? 泡消火剤流出

航空自衛隊那覇基地から飛散した泡消火剤=2月26日、那覇市高良

 航空自衛隊那覇基地から有機フッ素化合物の一種PFOS(ピーフォス)を含む泡消火剤が流出したことに関連し、同基地は8日、流出物に関する検査結果を3月31日に受け取っていたことを明らかにした。同基地は泡消火剤にPFOSが含まれていたことを認識していたにもかかわらず、結果の認識後も、今月7日まで1週間程度公表していなかった。

 井筒俊司航空幕僚長は8日の会見で「必要な分析や、発表に関して関係部署との調整があった」と釈明した。流出物が人に健康上の影響がないか、環境コンサルタントなどに意見を求めていく考えを示した。

 井筒氏は、流出した泡消火剤にPFOSが含まれていたことについて「結果として多くの近隣住民にご心配をおかけし、誠に申し訳ない」と改めて陳謝した。

 公表に時間がかかったことについて「数値そのものを事実としてお伝えすることは可能だ」としたが、予測と異なる数値が出た場所などがあり、「しっかり分析した上で(調査結果を)出すことも、一つの責任だと思う」と強調。那覇市などとの調整にも時間を要したとした。那覇基地が本紙取材に対し、「作業自体に問題はなかった」と説明したことに関しては「作業そのものは規則等にのっとったものだった」と述べたが「結果として飛散してしまった。ここはやはり問題だと思う」と説明した。

 泡消火剤の交換手順の見直しや施設の点検強化を行い、再発防止を図るとした。

 薬剤の取り扱いに関し、隊員への必要な教育施策を検討する考えを示した。

 

【ニュースの言葉】有害物質PFOSとは? 米軍や自衛隊基地で流出 何に使われているの?



関連するニュース







  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス



  • 会員制サービス






  • 他のサービス