経済振興、手法に違い うるま市長選立候補予定者座談会


この記事を書いた人 Avatar photo 宮里 努
うるま市長選に向けて健闘を誓い、拳に力を込める(右から)中村正人氏と照屋寛之氏=9日午後、沖縄市の琉球新報中部支社

 【うるま】18日告示、25日投開票のうるま市長選に向け、琉球新報社は9日、沖縄市の中部支社で、立候補を予定する新人で前市議の中村正人氏(56)=自民、公明、会派おきなわ、無所属の会推薦=と、新人で沖縄国際大名誉教授の照屋寛之氏(68)=共産、立民、社民、社大、新しい風・にぬふぁぶし推薦=を招いた座談会を開いた。経済振興の具体的手法にも違いが見られたほか、2市2町合併後の市政への評価が分かれた。 

 両氏は新型コロナウイルス感染対策や経済振興、雇用問題、教育・子育て支援など自身が掲げる政策を力強く訴えた。経済活性化について、中村氏は「西海岸とは違う自然と文化、価値が融合する東海岸開発を進める」と述べた。一方で照屋氏は「農畜産業、漁業の力強い発展のため支援策を拡充し雇用を拡大させる」と語った。

 合併への評価では、中村氏は「確実に進歩しており、高く評価する」と述べた。照屋氏は「ポテンシャルが発揮できていない」と述べ、見解が分かれた。

 

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