紫外線装置の寄贈先を募集 ウイルスなど不活性化 CO2削減推進協


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菌やウイルスを不活化する紫外線照射装置の寄贈希望者を募る沖縄CO2削減推進協議会の瑞慶覧長臣代表理事=13日、那覇市

 沖縄CO2削減推進協議会(那覇市)は、独自に開発した紫外線照射装置を施設の天井に設置して、空間中や室内に付着したさまざまな菌やウイルスを不活化するサービスを開始した。病院などに照射装置100台を寄贈することを決定し、希望を募っている。

 照射装置は沖華産業(那覇市)と共同で開発した。波長は210ナノメートル(10億分の1メートル)~230ナノメートルで、一般的に殺菌などに使用される紫外線と比べ、人体への影響が少ないという。5分間の照射で、A型インフルエンザウイルス(H1N1)が99・99%不活化することが確認された。

 装置の寄贈は、病院や老健施設などを対象としている。照射装置による「新型コロナウイルスの不活化保証サービス」も実施しており、感染が確認された場合は料金を返金する。

 

 協議会の瑞慶覧長臣代表理事は「利用者も従業員も安心できる環境を作っていきたい」と話した。

 寄贈の申し込みは、同協議会ホームページhttp://www.nonrisk.co.jp/から。サービス申し込みは、窓口の沖設備商会(電話)098(888)1856