戦没者の遺骨が残る本島南部の土砂を採取し、辺野古新基地建設の埋め立てに使う計画を巡り、沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さん(67)らは13日、県庁を訪れ、知事による採掘事業の中止命令などを求める要請文を県環境部自然保護課の仲地健次課長に手渡した。
具志堅さんは、糸満市米須で土砂採掘業者が自然公園法に基づいて県に開発を届け出ていることに対し、同法第33条2項に基づき中止命令を出すことや、知事としての最終判断を公表する前に面談することも要請した。
要請後の記者会見で具志堅さんは「県議会土木環境委員会で土砂の不使用を求める意見書案が全会一致で可決された。議会は民意の柱だ。玉城知事の背中を押していきたい」と述べた。