こうじ菌は「元気の要」 仲宗根悦子さんが調理法を紹介


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仲宗根悦子さんの話に耳を傾ける新報女性サロン会員=14日午後、那覇市泉崎の琉球新報ホール

 第94期「新報女性サロン」の第4回講座が14日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開かれた。こうじを使った発酵食品や調味料を製造販売する、仲宗根糀家(こうじや)(那覇市)の仲宗根悦子代表が「こうじは体を元気にしてくれる要」として、こうじを使った調味料の作り方や使い方を紹介した。

 仲宗根さんは「こうじ菌で発酵させるとビタミンやアミノ酸などいろんな栄養素を生み出す」と説明。腸内環境を整えるため、添加物の多い食品を避けて、こうじを使った調味料など発酵食品を取り入れることを勧め「食べ物を変えると、体の変化はすぐに分かる」と呼び掛けた。

仲宗根悦子さん

 米を炊いたおかゆにこうじを混ぜると甘酒ができるほか、塩と水と混ぜると「塩こうじ」、しょうゆと混ぜると「しょうゆこうじ」ができる。仲宗根さんは作り方を説明しながら「調味料は塩こうじやしょうゆこうじだけで、肉やチャンプルーはとてもおいしくなる。刺し身の漬け、生野菜と混ぜてもんでおくと浅漬けのようなサラダができる。島ラッキョウも塩で漬けるよりおいしくなる」など、活用方法を紹介した。

 甘酒の作り方で材料にイモや果物を使うと「甘くおいしくできて、冷やせばシャーベットになる」と多様な活用方法を説明。「いろんな人に作り方を伝えて」と呼び掛けた。