浦添総合病院の前田移転「仲介役として努力」 市長が見解


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
前田に移転する浦添総合病院の完成予想図

 【浦添】浦添総合病院の浦添市前田の国家公務員宿舎跡地移転を巡って、松本哲治市長は14日の記者懇談会で、「市民病院としての性質を持つ総合病院の一日も早い移転を望むが、住民から望まれずにできるのは長い目で見るとよくない。市民に喜ばれる形で誕生してほしい。行政として対話を促すなど、仲介役を含めて努力したい」と述べた。

 病院移転を巡っては、一部の住民が景観などの観点から反対している。病院を運営する仁愛会は予定していた3月中の着工を見送り、現在、新病棟の最上階に配置予定だった食堂の移動を含めて設計変更を検討しており、着工の時期は未定となっている。