米軍ヘリ、住宅地上空で車両つり下げか 宜野座 住民が確認


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住宅に囲まれた漢那小学校近くを車両のような物体をつり下げて飛行する在沖米海兵隊のCH53大型輸送ヘリコプター=14日午後5時54分、宜野座村漢那(読者提供)

 【宜野座】宜野座村で14日午後5時から6時ごろ、在沖米海兵隊のCH53大型輸送ヘリコプター1機が車両のような物をつり下げて飛行する様子を、村担当者や住民が確認した。住宅地上空で車両つり下げ訓練が行われた可能性がある。

 村担当者によると午後5時53分、車両のような物をつり下げて城原区付近の上空を飛ぶヘリを目視で確認した。同5時50分ごろ、漢那区の住宅地で同じ機体とみられるヘリを目撃した女性は「高速で急旋回しており、落ちないか怖かった。住宅地でのつり下げ訓練はやめてほしい」と語った。

 村によると、キャンプ・ハンセン内での着陸帯を使った物資のつり下げ訓練は度々実施されている。4月に入って基地内での実施を2回確認したが、車両とみられる物をつり下げての訓練はあまり確認されていないという。一般演習(今月12~18日)に関する事前通告はあったが、つり下げ訓練に関する通告はなかった。