沖縄でコロナ感染134人 名護市の高齢者施設でクラスター【4月16日朝まとめ】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は15日、10歳未満から90代までの134人が新型コロナウイルスに新たに感染したと発表した。累計は1万1137人となった。名護市の高齢者入所施設で感染した30代から90歳以上までの9人を150例目のクラスター(感染者集団)に認定した。

 名護市の高齢者入所施設のクラスターの内訳は入所者5人、従業員4人。感染した入所者は北部病院を受診して入院する予定だ。

 新規感染者134人のうち、70代以上は20人と多かった。糸数公医療技監は「家族や施設など、いずれも感染経路が異なる」とし、公表したクラスターとの関連性はないとした。一方で「重症化のリスクが高いので病院の圧迫につながらないか心配」と懸念を示した。

 新規感染者のうち29人の推定感染経路は、家庭内15人、職場3人、飲食・会食3人、知人・友人2人、施設1人、その他の濃厚接触が5人。直近1週間の10万人当たりの新規感染者数は55・46人で全国2番目に多い。

 米軍関係では7人が感染し、内訳はキャンプ・ハンセンが3人、嘉手納基地とキャンプ・フォスター、キャンプ・コートニー、キャンプ・シュワブが各1人。累計は1246人となった。