沖縄で44人が新規コロナ感染 中等症以上207人で最多【4月27日朝】


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 沖縄県は26日、新型コロナウイルスに新たに44人が感染したと発表した。市町村では宮古島市が13人で最多。新規感染者数は7日連続で前週の同じ曜日を下回ったが、中等症以上の患者は207人と過去最多で、医療は逼迫(ひっぱく)した状況が続く。感染者は累計1万2179人。

 宮古島市の13人のうち6人は飲食業と接客業に従事する10代から40代の男女。1人の感染者の接触者として検査をして陽性が確認された。クラスターに当たるか今後確認する。感染が急拡大しており変異株の可能性もあるという。

 市町村別では宮古島に続いて那覇市10人、豊見城市7人、糸満市4人と本島南部が多かった。宮古島市の26日までの1週間の新規感染者数は72人で人口10万人当たり131・8人。全国最多の大阪府の86・08人を上回る。県内は25日までの1週間で44・28人。

 県の糸数公医療技監は「県内全体では感染者増加に歯止めがかかったが、地域差がある。飲食店には罰則付きの営業時短要請も出ているが、飲食関係の陽性者が毎日いる」と説明した。

 推定感染経路が判明しているのは31人で、家族内が15人、飲食関係7人、友人・知人5人、施設内2人、職場2人だった。米軍基地内では嘉手納基地から2人、キャンプハンセンから1人の陽性者が判明し、合計1305人となった。