沖縄県は27日、新型コロナウイルスに感染した那覇市の70代男性が死亡したと発表した。累計の死亡者数は134人になった。同日の新規感染者数は86人。那覇市内の事業所で従業員5人が感染するなど2例のクラスター(感染者集団)を認定した。県が緊急事態宣言要請を見送った判断について糸数公医療技監は、26日の専門家会議でも、新規感染者の減少傾向などを説明し、県の方針に支持を得たと説明した。
死亡した70代男性は糖尿病の基礎疾患があった。
157例目のクラスターは那覇市の施術の事業所で、今月8~22日に20~30代の女性従業員5人が感染した。長時間の施術で、職員同士が接触する時間も長く、更衣室や休憩室は換気がない空間だったのが要因という。158例目は家族内で6人が感染した。
27日の新規感染者の年代別内訳は、最多が30代の17人で、20代が16人、40代が14人などと続く。70代以上は12人。市町村別では那覇市が最多で28人、浦添市10人、宜野湾市と沖縄市が各5人などだった。
米軍基地内では嘉手納基地2人、キャンプハンセン1人で計3人。
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