【速報】沖縄県「まん延防止措置」区域に5町を追加 酒類提供、今夕に協議


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沖縄県庁

 沖縄県は28日、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めを掛けるため、緊急事態宣言に準じた対応が可能になる「まん延防止等重点措置」の区域に、新たに南風原、与那原、八重瀬、西原、北谷の5町を追加指定する方針を固めた。同日夕に対策本部会議を開き、決定する。これで県内の重点措置区域は10市5町になる。玉城デニー知事が28日夕にも記者会見し、5月11日までの対処方針も含めて発表する。

 県の対策本部会議では、このほか酒類の提供や経済支援策などを協議する。飲食業以外の観光関連業界などに対する支援策や時短要請に応じた店舗への協力金の額についても決定、発表する見通し。

 重点措置の指定地域は、正当な理由なく時短要請や命令に応じない場合は、20万円以下の過料を科すことができる。玉城知事は27日の会見で、県内全域の飲食店9151店舗への見回りをした途中経過として、98・3%に当たる8993店舗が時短要請に協力していると明らかにした。だが1・7%に当たる計158店舗は協力に応じておらず、27日夜から文書を発出し、市町村や商工会、業界団体などと連携して協力を求めるとした。期限は30日までで、それでも協力しない場合について時短命令や過料を科す。