20年度の普天間飛行場離着陸 最多1万8970回、深夜も増


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米軍普天間飛行場

 【宜野湾】沖縄防衛局が実施している、米軍普天間飛行場の運用に関する目視調査によると、2020年度に航空機が離着陸するなどした回数は前年度比12・6%増の1万8970回で、17年度の調査開始以来最多となった。うち常駐機の離着陸が同16・4%増の1万6380回と最多を更新、全体を押し上げた。防衛局が1日までにまとめた。

 外来機は2590回で、19年度の2776回と比べると6・7%減少した。しかし、17年度の415回、18年度の1756回を大幅に超える、2500回以上の飛来が2年続いている。

 航空機騒音規制措置(騒音防止協定)で規制される、午後10時~翌午前6時の深夜未明の時間帯に確認された飛行は356回だった。19年度の269回から32・3%増加した。市が市民生活への配慮を申し入れる中でも、夜間の飛行が連日続いている。

 今年3月の離着陸は2087回で、2月の1889回から10・5%の増。常駐機が前月比5・4%増の1818回、外来機も同約1・6倍の269回に増加した。