沖縄、コロナ新たに33人感染 那覇の飲食店でクラスター【5月5日朝】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は4日、10代から90代までの33人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。累計は1万2715人となった。那覇市の飲食店で5人の感染を確認し、160例目のクラスター(感染者集団)に認定した。変異株に関して、4月28~30日ごろまでの検体を検査し、84人中50人の検体からN501Yの陽性を確認した。

 変異株N501Yの陽性率は59・5%で、4月の第4週の検査結果56・3%から3・2ポイント増加した。検査数の累計は1064件で、陽性数は249件となった。

 那覇市内の飲食店で認定されたクラスターの内訳は、全て従業員で男性1人、女性4人。那覇市保健所の調査によると、換気扇を回し、窓や扉などを開けていた。一方、マスクを着用せずに従業員同士で会話をしたり、利用客らと乾杯をしたりしたことで、集団感染につながった可能性がある。県によると、報告書から時短要請に応じていなかったことが考えられ、現在確認中という。

 推定感染経路が判明しているのは6人で、家庭内5人、職場1人。残り27人は調査中。米軍基地内では4人が新たに感染した。内訳はキャンプ・ハンセン3人、キャンプ・キンザー1人。累計は1323人となった。