沖縄コロナ感染63人、うるまは12人 中等症以上減らず「連休明け懸念」【5月5日夕】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は5日、10歳未満から90代の63人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の累計感染者数は1万2778人。

 県によると、4月26日~5月2日までの1週間の感染者数を基にした1人の感染者が平均何人にうつすかを示す指標「実効再生産数」は0・74。感染拡大が懸念される「1」を下回ったが、糸数公医療技監は「全体的には減少に向かっているが連休明けに増えてこないか懸念している。中等症以上の感染者がなかなか減っていない状況は変わらない」と指摘した。

 新規感染者63人のうち、推定感染経路が判明しているのは23人で内訳は家庭内17人、友人知人2人、施設内2人、その他2人。残り40人の感染経路は現時点で分かっていない。

 年代別では20代と30代が最多の13人、60代9人、70代7人などと続いた。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は30・85人で全国8番目に多い。

 居住地別では那覇市が14人、うるま市12人、南部保健所管内7人、宮古島市6人、宜野湾市と中部保健所管内が各5人、豊見城市と南城市、沖縄市が各3人、浦添市と糸満市、石垣市、大阪府、東京都で各1人。

 米軍関係は5日、キャンプ・ハンセンで1人の感染が確認され、累計1324人となった。

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