楓空さん 3度目手術へ 悪性中皮腫 支援者成功祈る


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
3度目の手術を受けるため上京する金城楓空さん =9日、那覇空港(ふうあの会提供)

 【中城】小児がんでまれな「腹膜悪性中皮腫」で闘病中の金城楓空(ふうあ)さん(10)=中城村、琉大付属小5年=が9日、予定していた3度目の手術のため母親と上京した。東京都の国立国際医療研究センターで17日、左胸の腫瘍を切除し化学療法の治療を受ける。支援組織「ふうあの会」がフェイスブックで公表した。

 3月の2度目の手術と同様、安全性が高いとされるロボットを活用する。楓空さんは、ロボットを用いた手術は痛みも少なく、術後の身体へのダメージもほぼ感じられないと話していたという。楓空さんは元気に回復し、4月から学校生活を送っていた。

 ふうあの会は「手術、治療が無事に成功するよう、支援者一同祈っている。皆様にも温かく見守っていただけたら幸い」とコメントした。