子どもの食事支援深化へ おきなわこども未来ランチサポート、那覇でシンポジウム


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食料提供の関係者が一堂に会して開かれたおきなわこども未来ランチサポートのシンポジウム=12日、那覇市泉崎の琉球新報ホール

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて始まった、子どもの食事支援の取り組み「おきなわこども未来ランチサポート」を運営する同サポートコンソーシアム(琉球新報社、おとなワンサード、日本郵便沖縄支社)は12日、那覇市の琉球新報ホールでシンポジウムを開いた。食品提供などで協力する企業や子ども食堂の関係者が参加し、ディスカッションなどを通して活動への理解を深めた。

 同サポートを主催する、沖縄子どもの未来県民会議会長の玉城デニー知事は「新型コロナ禍の影響が長引くにつれ、厳しい環境に置かれる子どもが増えている。この取り組みを継続発展させ、誰一人取り残さない社会を実現させたい」とビデオメッセージを送った。

 ランチサポートは2020年3月に「りゅうちゃんランチサポート」の名称で始まった。同10月からは沖縄子どもの未来県民会議の事業の一環として、県内全域の子ども食堂に食料を届けようと配送業務を始めた。