「ワクチン接種配慮を」 宮古・八重山 県に医師派遣要望


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玉城デニー知事(左から3人目)に要望書を手渡す美ぎ島美しゃ市町村会会長の中山義隆石垣市長(同2人目)=12日、県庁

 宮古・八重山圏域の市町村でつくる「美(か)ぎ島(すま)美(かい)しゃ市町村会」(会長・中山義隆石垣市長)は12日、県庁の玉城デニー知事を訪ね、新型コロナウイルスのワクチン接種で配慮を要請した。

 竹富町と与那国町、多良間村で高齢者を含む全住民の一斉接種の実施やワクチン接種に関わる医師や看護師の派遣を要望した。玉城知事はこれらの3町村について「全ての住民が接種できるよう準備をしている。既に県医師会や看護協会へも支援を依頼している」と応じた。

 小規模離島での全住民一斉接種は既に、うるま市の津堅島や南城市の久高島、渡名喜村、竹富町の竹富島で終えている。県感染症対策課によると、今後、竹富町では黒島と鳩間島、波照間島、小浜島でも予定している。西表島と多良間村、与那国村は先に高齢者接種を終えてから、一斉接種を実施する予定だ。いずれも7月下旬までに完了する計画だ。

 同会は県議会の赤嶺昇議長にも同様の要請をした。