沖銀、持ち株会社設立へ 10月、非金融事業を拡大


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 玉城江梨子
沖縄銀行本店

 沖縄銀行(山城正保頭取)は14日の取締役会で、10月1日を予定期日として、持ち株会社の「おきなわフィナンシャルグループ(OFG)」を設立し、持ち株会社体制に移行することを決めた。非金融サービスを含む事業領域の拡大や、収益減の多様化などを目的としている。

 OFGは資本金200億円で、社長には山城頭取が就任する予定。沖銀はOFGの完全子会社となる。OFGはグループ経営の管理、監督に特化する。業務執行権限を移譲することで、迅速な意思決定と効率的な業務運営を目指すとしている。

 沖銀の連結子会社8社のうち、おきぎんリース、おきぎんジェーシービー、おきぎん証券、おきぎんエス・ピー・オーの4社は、10月以降に順次OFGの完全子会社となり、沖銀とは兄弟会社となる。おきぎん証券以外の3社について、現在それぞれ49%台のグループ持ち分比率を引き上げて完全子会社するため、外部の株主から株式を譲渡してもらうよう交渉を進めていく。

 持ち株会社体制移行は、6月25日の沖銀株主総会での承認と、関連する当局の許可が得られることを前提としている。