国仲涼子さんや山川穂高さんも地元を祝福…那覇市制100周年でメッセージ


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 沖縄の県都・那覇市が20日で市制施行100年を迎える。かつては琉球王国の玄関口・商都として栄え、「琉球処分」や沖縄戦、日本復帰などを経て復興と発展を遂げた。これまでの100年を振り返り、次の100年を展望しよう。

温かい人々 心の支えに/国仲涼子さん(俳優)

 那覇で生まれ育った私は、那覇の素晴らしさを東京に出て改めて実感しています。久しぶりに帰ってきた那覇にいつも癒やされ、元気付けられパワーをもらいます。

 仕事で悩んでいた頃、農連市場へ行った際におばぁが「オネェさん、かまぼこ食べなさい!」と爪楊枝(つまようじ)に刺さっている、かまぼこを差し出して食べさせてくれました。「くよくよしないで前を向いて頑張らなきゃ!」と勇気付けられた、かまぼこの味が忘れられません。どんな時でも私の心の支えになってくれる、地元那覇市を誇りに思います。

 帰るたびに新しく変わっていく。その中でも人の温かさは変わらない、そんな那覇市を東京から見守り続けたいと思っています。


先人に感謝 伝統を継承/山川穂高さん(プロ野球・西武選手)

 那覇市制100周年、おめでとうございます。100周年を迎えられたことについては、自分もとてもうれしく思っています。

 自分自身は15年ほどの時間を那覇市で過ごしましたが、那覇市は沖縄県の中でも特に「象徴」となるような存在、都市だと思います。

 そのような場所で生まれ、育ち、過ごしてきたことは、自分にとっても誇らしいことだと思っています。また、100年という歴史を作り上げてきた先人の方々にも、心から感謝しています。

 今後の人生でも、その素晴らしい伝統をしっかりと受け継いで、那覇市のますますの発展に少しでも貢献できるよう、頑張っていきたいと思います。


平和な街へ 力合わせて/上原彩子さん(プロゴルファー)

 歴史と平和のシンボル首里城。県内外、海外から多数の人たちが参加するNAHAマラソンや那覇大綱挽。那覇の歴史や文化を知ることができる「那覇まちまーい」。スポーツを楽しむ人たちでいっぱいの奥武山公園。那覇の街は魅力にあふれている。

 NAHAマラソンでスターターを務めた時、アスリートも市民ランナーも一緒に楽しめる素晴らしいイベントだと感動しました。「那覇まちまーい」は観光客はもちろん、那覇市出身の私も那覇を再発見できる楽しい企画でした。

 新しい歴史を築きながら大きく発展してきた那覇を誇りに思います。これからも平和で魅力あふれる那覇市に発展するよう力を合わせていきましょう。


明るい未来 盛り上げる/ガレッジセール・川田広樹さん

街は生き物 変わる魅力/ガレッジセール・ゴリさん

ガレッジセール川田広樹さん(左)、ゴリさん(吉本興業提供)

 川田広樹さん 100周年おめでとうございます! 22歳の時に那覇空港から飛び立って約25年。沖縄に帰ってくるたびに元気をもらってました。

 今年は那覇市100周年、そして来年2022年は沖縄本土復帰50周年です! 僕は復帰した年に生まれた復帰っ子なので僕たちが中心となって沖縄の明るい未来のために頑張って盛り上げていきます!

 今まで、この島を支えてくれたご先祖さまに感謝してみんなで命のお祝いをしましょう!

 オジー、オバー、いっぺーにふぇーでーびる!!

 ゴリさん 今から50年以上も前から僕の両親は平和通りでベビー用品店を経営していた。小学生の頃から僕はいつも国際通りに遊びに行くと、必ず親の店に立ち寄り500円をおねだりした。

 県民の中心地であり観光客のメインスポットでもあった国際通り。僕らには行き慣れた場所でも、観光客は目をキラキラさせて歩いている。そんな観光客を見ていると、国際通りは常にワクワクした雰囲気が充満し、僕はいつ来ても飽きない場所になった。

 街は年々変わっていく。もちろん40年前と今の国際通りも違う。だからこそ生き物である街は魅力的だと思う。これからの那覇市がまたどうなっていくのか楽しみだ。那覇市制100周年おめでとうございます。