沖縄、新たに104人コロナ感染 月曜最多を更新【5月25日朝】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真=米国立アレルギー感染症研究所提供

 沖縄県は24日、新たに10歳未満から80代までの104人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。月曜としては初めて100人を超えた。玉城デニー知事は同日の記者会見で「これまでに経験したことのないスピードで増加し、県内の医療提供体制を逼迫(ひっぱく)させている」と危機感を示し、緊急事態宣言期間中の来県自粛や、県民への不要不急の外出自粛を重ねて求めた。

 18日から7日連続で1日の感染者数が100人を超え、全ての曜日で最多を更新した。医療機関が休みとなる土日を受け、月曜は検査結果の報告数が少なく、これまでの最多は1月18日の67人だった。

 24日時点の療養者数(1783人)や入院患者数(423人)は前日より減ったが、酸素投与が必要な中等症と重症の患者合計は270人と過去最多の水準となっている。

 新たなクラスター(感染者集団)は、北部保健所管内の県立学校で10代の生徒計8人、那覇市内の接待を伴う飲食店で従業員の男女計5人がそれぞれ確認された。いずれも感染確認は5月上旬から中旬にかけて。クラスターの合計は185例となった。

 玉城知事は24日の会見で、6月20日までの緊急事態宣言の期間中、那覇空港や離島空港でのPCR検査や抗原検査を拡充し、水際対策に力を入れる考えを示した。

 県内の感染者数の累計は1万5185人。米軍関係は23日は3人の感染報告が県にあった。24日はゼロで、累計1356人。