「500回電話したのに」ワクチン予約、名護で殺到 65歳以上の来月分


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新型コロナウイルスのワクチン(資料写真)

 沖縄県名護市は65歳以上の高齢者を対象にした、6月分の新型コロナウイルスワクチン集団接種の受け付けを24日から始めた。6日に実施した5月分の予約受付時と同様に、市民からの予約が殺到し、混乱が続いた。インターネット予約枠も電話枠もすぐに埋まった。2日間で500回以上電話をかけたという女性は「聞きたいことも聞けない。何かしらの対策を考えてほしい」と訴えた。

 24、25日の2日間で200人ずつ確保していた電話予約の枠は、いずれも3時間ほどで埋まった。インターネット予約の2106人の枠は15分でいっぱいとなった。市は6日の予約受け付け時より、1070人多い3170人に予約枠を拡大したが、混雑の改善には至らなかった。

 市の担当者は「(予約の対応で)厳しい状況が続いている。集団接種では限界があり、個別接種も並行して進めないといけない。市内の病院と調整している」とした。26日は午前9時から、100人分の電話予約を受け付ける。