「寄り添う音楽、楽しんで」石垣出身のG.Yokoが初アルバム「サバイブ」


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この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子
G.Yokoの初のソロアルバム「Survive」(サバイブ)のジャケット写真(提供)

 石垣島出身、在住のアーティストG.Yoko初のソロアルバム「Survive」(サバイブ)が4月29日、リリースされた。コロナ禍の自粛期間に作詞作曲した作品を中心に、これまでの音楽活動の集大成となる全12曲を収録した。丁寧に紡ぐ物語を、Yokoの柔らかい歌声とともに、アコースティックな響きなどで心地よく届ける。Yokoは「朝、昼、夜といろんなシーンで、その時々の気持ちに寄り添っていられる音楽でありたい」と話した。

 アルバムは2011年に石垣島のライブハウスで出会った音楽家の山口洋と、約2年半かけて制作した。タイトルには「混迷の時代を生き抜くための12の短編映画。南の島の貝からの囁くような愛のメッセージ」と意味を込めた。Yokoは「アルバム全編を通して一曲ずつ、思い入れはあるが、曲順も含めてアルバム全体を一つの作品として制作している」という。

 収録曲は「すきはどこからやってくるのか?」を題材にした「ロックンロール」や、宮古島の子守唄をカバーした「ばんがんむり」や、ロック調の「ペインターマン」などさまざまな楽曲を収録する。ジャケットの絵は美術作家の奈良美智(よしとも)が書き下ろした。

CDは桜坂劇場でも購入できるほか、自身で立ち上げたレーベル「YADOKARYTHM(ヤドカリズム)」のサイトでも購入できる。税込み2800円。 (田中芳)