辺野古土砂搬出が加速…塩川のコンベヤー稼働 2基設置


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ベルトコンベヤー2基から搬出される土砂=26日、本部町の本部港塩川地区

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、本部町の本部港塩川地区に設置したベルトコンベヤーが26日稼働し、土砂搬出作業が始まった。プラスチックのフェンスと高さ約50センチの土のうで囲われた、南側の荷さばき地のほぼ中央に、ベルトコンベヤーは2基設置された。請負業者が次々に土砂を搬出していた。

 新基地建設に反対する市民らは「玉城デニー県政はなぜ辺野古新基地建設につながる港湾使用を認めたのか」と抗議していた。

 沖縄防衛局が塩川地区からの土砂搬出を再開して約2年。本部港管理事務所によると、土砂搬出作業に伴う港の荷さばき地や岸壁の使用料は計2千万円近くに上る。

 26日は、北側の荷さばき地と岸壁でも大型車による土砂搬出作業が実施され、新基地建設に向けた作業が加速するとみられる。