高校生がデザイン!かりゆしウエア発売 2作品、限定500着


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日進商会が主催した「第2回学生かりゆしウェアデザインコンテスト」でグランプリに輝いた(左から)羽地若菜さんと島袋莉子さん=5月26日、サンエー浦添西海岸パルコシティ

 【浦添】沖縄県内の高校生2人がデザインしたかりゆしウエアが県内の量販店などで販売されている。販売元はかりゆしウエアブランド「MAJUN」(マジュン)を展開する日進商会(糸満市)で、同社が主催した「第2回学生かりゆしウェアデザインコンテスト」でグランプリに輝いた2作品を製品化した。いずれも250着の限定販売で、5月26日に浦添市のサンエー浦添西海岸パルコシティで初披露された。

 製品化されたかりゆしウエアは「カジュアル部門」と「ビジネス部門」の2種類。カジュアル部門は那覇商業高校3年の羽地若菜さん(17)がデザインした「pine」。紺色を基調に沖縄の特産品であるパイナップルが随所にあしらわれている。羽地さんは「学生でも着られる明るい配色にこだわった。このかりゆしを着て遊びに行ってほしい」と語った。

 ビジネス部門は開邦高校3年の島袋莉子さん(17)がデザインした「カンカラ三線と波紋」。白と青を基調に、さわやかながらもスタイリッシュな仕上がりとなっている。島袋さんは「カンカラ三線は沖縄復興の象徴。このかりゆしを着て仕事を頑張ってほしい」と話した。

 かりゆしウエアはサンエーやイオンなど県内量販店のほか、MAJUNの直営店で購入可能で、6月中旬からウェブでも販売する予定。日進商会の大城直也社長は「大人の既成概念にとらわれない斬新なデザインとなっており素晴らしい。子どもたちの思いが詰まったかりゆしウエアを多くの方に手にとって見てほしい」と呼び掛けた。