コロナ感染者以外を受け入れ 豊見城中央病院、臨時病棟を設置


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入院先が決まらない患者などを受け入れる臨時病棟について説明する大城正志看護部長=5月31日、豊見城市上田の豊見城中央病院

 【豊見城】社会医療法人友愛会が運営する沖縄県豊見城市上田の豊見城中央病院(外間力人院長)は6月1日から、新型コロナウイルス感染症治療の後方支援として、感染者以外で入院先が決まっていない患者などを受け入れる。コロナ禍で県内の医療機関が逼迫(ひっぱく)していることを受け、空き病棟の9階フロアを臨時病棟とし、20床を設けた。医療スタッフ18人体制で対応する。スタッフの確保が進めば、40床まで増やす見通し。

 対象患者は陰性が証明され、コロナの重点・協力医療機関からの紹介状があることが前提となる。その上で(1)他の病院でコロナの退院基準を満たしたが、リハビリなどで引き続き入院が必要(2)入院先が決まっていない―などの要件がある。

 大城正志看護部長は「重点病院の負担を軽減できるようサポートしたい」と語った。