【南城】来年2月に任期満了を迎える南城市長選に向けて、市議会の保守系2会派の市議9人が31日、市内で前市長の古謝景春氏(66)に出馬を要請した。古謝氏は「多くの市民から出馬への期待の声が寄せられており、大変涙が出る思いだ。皆さんの思いをしっかりと受け止めたい」と語った。
要請したのはゆまぢり会(中村直哉会派長)の6人と会派ニライ・カナイ(宮城秋夫会派長)の3人。要請文では古謝氏が3期12年務めた市長時代の実績を評価し、「南城市は今まさに『停滞か前進か』の瀬戸際にある。市の未来について確かな展望を持って市政を進められるリーダーは古謝氏においてほかにいないと確信している」と伝えた。
古謝氏は9日、本紙の取材に対して市長選の出馬に意欲を示していた。