沖縄でコロナ223人感染、1人死亡 半月ぶりに前週比減(6月2日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は1日、新型コロナウイルスに感染し県内の医療機関に入院していた浦添市の80代女性の死亡が確認されたと発表した。累計死者数は151人。新規感染者は10歳未満から80代の223人で、年代別では10代31人、10歳未満14人となり、全体の5分の1が10代以下だった。新規感染者数は前週より33人減った。前週の同じ曜日と比べて減少したのは5月16日以来だった。
 
 約半月ぶりに前週より減ったが、1人の感染者が平均何人にうつすかを示す指数「実効再生産数」を5月30日までの1週間の感染者数から算出すると1・43で、感染拡大が懸念される「1」を上回る。県の糸数公医療技監は減少傾向に転じたとは言えないとして「土曜が多くなるのでまだ見ないといけない」との見方を示した。
 
 療養者数は2674人で、そのうち入院者数は608人、自宅療養中は1205人でいずれも過去最多となった。病床数は621床で、病床占有率は97・9%に達した。
 
 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は127・43人で、7日連続で都道府県別の最多を更新した。
 
 推定感染経路が判明しているのは89人で、内訳は家族内48人、職場15人、友人知人13人、飲食7人、施設内6人。134人は現時点では不明。
 
 米軍関係は新たに2人の感染報告が県にあった。