沖縄、県独自の判断で一斉休校は全国初 部活や大会も全て中止 一部地域は分散登校に


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 県は2日に開かれた専門家会議の「2週間程度の県内小中高校の休業が必要」との見解を受け止め、7日から20日までの2週間、県立学校を原則休校することを決めた。県教委によると、県独自の判断で一斉休校するのは全国で初めて。

 3日に原則休校が決定したのは県立学校83校。市町村は感染状況に差があることから、一斉休校に反対する声もある。玉城デニー知事は「(休校中の)子どもたちが区域を越えて触れ合う環境をつくってしまうと、感染が拡大してしまうことが十分想定される」として、小中学校についても休校実施を求める。

 県教委は会見後、報道陣の取材に対して「辺土名・北山・本部・久米島の4高は感染状況が深刻ではないことから、休校対象にならない可能性がある」と話した。水産科や福祉科など教育課程上必要な実習は、学校長を通じて県立学校教育課の許可を得た場合のみ、分散や時差登校などを実施できるとした。

 すでに13日までの予定で小中高校が休校している石垣に対しても、20日までの休校を求める。

 部活動に関しては、県立学校の休校措置に合わせて20日まで中止する。県内開催の大会も全て中止する方針。九州大会出場予定の競技については、対応を高体連と調整している。