宮古と石垣の3空港で旅客者PCR検査開始 1日250人可能


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職員(右)からの説明を受けながら検体を採取する利用者=3日午後、新石垣空港

 【宮古島・石垣】沖縄県は3日、県外からの直行便がある宮古空港と下地島空港(いずれも宮古島市)、新石垣空港(石垣市)の3空港で、旅客のPCR検査を開始した。利用者のうち検査を希望する人が対象で、3空港合わせて1日250人分程度の検体採取が可能だという。

 宮古空港では午前9時の開所と同時に利用者が訪れた。医療用マスクにフェースシード、ヘッドキャップで防備した職員から検査方法や結果通知までの流れの説明を受けた後、距離を取った四つのブースで自ら検体(唾液)を接種した。

 宮古島市の池原秀幸さん(39)は今週末から仕事で西表島に1~2カ月滞在するため、検査を受けにきた。池原さんは「検体接種は簡単で2分もかからなかった。みんなの安心のためにも多くの人が受けたらいい。西表から宮古に帰ってくるときも石垣空港で受けるつもりだ」と語った。

 3日は新石垣空港でも14人分の予約が入り、飛び込みで検査を受ける人もいた。羽田空港から訪れた女性は「空港でPCR検査を受けられるとは知らなかったが、機内で案内があったので受けた。周りの人に迷惑を掛けたくないので受けられて良かった」とほっとした様子だった。

 検査は予約制。予約に空きがある場合、予約なしでも検査を受けられる。

 検査料金は県内在住者は3千円で、県外在住者は5千円。実施時間は宮古空港、新石垣空港が午前9時~午後8時。下地島空港は午前9時~午後6時。