【南城】来年2月に任期満了を迎える南城市長選に向けて、前市長の古謝景春氏(66)が6日、市内で記者会見し、正式に出馬を表明した。古謝氏は「前市長としての立ち位置ではなく、新たなチャレンジャーとして『日本一元気で魅力あるまちづくり』で、子どもたちが誇れる南城市にしたい」と決意を語った。市長選では現職の瑞慶覧長敏氏(62)が出馬の意向を示している。
古謝氏は「多くの市民から出馬への期待の声が寄せられ、立候補の決意に至った」と説明。当選後に取り組む課題については「南部東道路の周辺開発や農業、漁業で生活ができる環境づくりに先駆的に取り組みたい」と述べた。
市佐敷新開で事務所開きも行われ、前市教育長の山城馨後援会長や座波一県議、市議らが参加した。
古謝 景春氏(こじゃ・けいしゅん)1955年3月24日生まれ。市知念安座真出身。沖縄大卒。79年に知念村役場入り。2002年知念村長に初当選。06年の合併後、初代市長となり、3期務めた。