県は6日、10歳未満から90代の計183人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。6日ぶりに200人を下回ったが、検査数が平日より減る傾向にある日曜日の感染者数では過去2番目に多い。自宅療養者は1332人で最多を更新し、入院患者は655人で最多に並んだ。
県は増え続ける自宅療養者に対応するため、酸素吸入用機材の確保を急ぐが、数が足りないため、他県にも提供を打診しているという。現時点では日々の健康観察で治療が必要な患者には在宅医が対応したり、受診につなげたりしているという。
また、県対策本部内にも自宅療養部門の設置を検討しているという。
感染者183人のうち、推定感染経路が判明したのは103人で、家族内56人、施設内24人、職場11人、友人知人8人、飲食3人、その他1人だった。年代別では10歳未満12人、10代24人、20代29人、30代22人、40代25人、50代28人、60代20人などとなっている。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は115・5人で全国1位のままだった。
県の糸数公医療技監は「週明けに出る(1人の患者から何人に感染が広がったかを示す)実効再生産数のデータを基に、ピークアウトについて慎重に判断したい」と語った。米軍関係は日曜日のため県への報告はなかった。
7日からは、県の休校要請を受けて糸満市と八重瀬町、金武町の小中学校が休校する。その他17市町村は8日から休校する。