休校中の子の居場所は?学童活用、家庭保育の協力依頼も【市町村別一覧】


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 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、県からの要請を受けて22市町村の小中学校が休校するのに伴い、子どもの居場所の確保が進んでいる。休校する多くの市町村が放課後児童クラブ(学童保育)を活用し、受け入れ時間を午前中に前倒しするなどの措置が取られている。

 学童保育は大半の市町村で開所する。うち約半数が午前中からの受け入れを学童に求めた。那覇市は小学校で午後2時まで受け入れるため、学童は午後の保育を担う。同市を含む多くの市町村が、家庭保育や来所自粛への協力を保護者に依頼している。 

 児童館は休館が多い。開館する市町村もほとんどが受け入れを制限している。糸満市は医療従事者らの子に限定。石垣市は未就学児のみ保護者同伴で短時間受け入れる。図書館も大半の市町村が休館とし、貸し出しや返却のみを受け付けるところもある。

 一方、8日から小中学校が休校となる豊見城市は、同日から11日まで児童生徒の学校での受け入れをしない。市内の感染状況を踏まえ、収束に向け「人流を止める」としている。休校は20日までのため、来週以降の対応については10日の臨時校長会で協議する。