新型コロナウイルスの感染防止のため、4度目の緊急事態宣言中で、沖縄県内17市町村の小中学校が臨時休校を始めた8日、那覇市内のモノレール駅前や国際通りの人出は、2020年6月の平日平均と比較して16~12%減少した。厚生労働省にビッグデータなどを提供する「Agoop(アグープ)」(東京)が分析した。
1度目の緊急事態宣言(20年4月20日~5月14日)が明けていた20年6月に比べて、8日午後3時台平均の各地の人出は、沖縄都市モノレールの牧志駅で16.8%減、国際通りは15.8%減、県庁前駅は12.2%減となった。一方で那覇空港駅では1.2%増となった。
午後9時台平均では、那覇空港駅が52.1%増となった。国際通りは39.8%減、県庁前駅は5.3%減、牧志駅は3%減だった。
20年1月18日から2月14日の平日の平均値と比較する「対感染拡大前比」では、午後3時台平均の人出が那覇空港駅で50.7%減と最も大きくなり、次いで国際通りが40.3%減、牧志駅が29.2%減、県庁前駅が23.1%減となった。